《花のコラム》




 

1.イイデリンドウ(飯豊竜胆) 

 飯豊連峰の特産種であるイイデリンドウは、母種のミヤマリンドウに比べ、副萼片が直立し花びらも大きく優雅な感じがする。ときにミヤマリンドウと混生しており、特徴をつかめないとお目当てのイイデリンドウを見逃すことになる。特に陽が差していない時は蕾を閉ざしているので注意が必要である。飯豊本山から御西岳、与四太郎池付近に多い。
 

 


 

2.ヒメサユリ(姫小百合)

 新潟、山形、福島の三県が接する県境付近にのみ産出する、飯豊・朝日連峰を代表する名花の一つ。低山から高山に生えるユリの中では一番開花が早く、初夏の低山では5月下旬から6月上旬の開花となる。登山道をお稚児さんの行列のように着飾ったかわいい花が迎えてくれると疲れも一気に吹っ飛ぶ。
 高山地帯では紫外線による保護のためピンクの化粧を一段と強め、お姉さんの雰囲気は登山者のご指名のナンバーワンの人気である。
はるばるヒメサユリを求めて遠方から訪れる登山者も多く、中部以西に分布するササユリは古事記の恋歌に書かれた神花で、ヒメサユリに似る。両種とも植物レッドリストで絶滅危惧種又は準危惧種とされているので大切に保護したい。(注)この地域を文化人類学上の共通圏として「ヒメサユリ王国」と提唱したい。
 




 

3.ハクサンコザクラ(白山小桜)と
             ヒナザクラ(雛桜)

 両種ともサクラに似た10cm程のかわいい花である。色はハクサンコザクラが赤で、ヒナザクラは白と対象的です。もっと対称的なのはヒナザクラは朝日連峰以北に見られますが、飯豊連峰には見られません。反対に朝日連峰にはハクサンコザクラ(赤色)の華やかな花は一本も見られないなど、同じサクラソウの仲間でありながら、植生を異にしているのは不思議なことです。

 

 

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